2015年08月01日
後立山縦走(五竜岳~鹿島槍ケ岳~爺ケ岳)
7月27日から31日まで仲間13名で昔から登りたかった後ろ立山へ出かけました。台風の影
響でお天気が心配でしたが、大した雨にもあわず、おおむね縦走、達成できました。松本から
大糸線で神城まで行き、ペンションに1泊して遠見尾根から五竜岳に臨みました。
一応の下調べはしていったのですが、五竜岳は予想以上に厳しい山で岩、又岩の連続で剣
岳よりも岩場が長く、これでもか、これでもかと自分が試され、歯を食いしばって歩きました。
筋トレで体は鍛えてはいるものの、段々年齢相応になっていくのがわかります。五竜岳の山頂
直下に武田菱(御菱)の雪渓が6月ごろには見えるそうです。御菱から五竜に転じたと言う説も
あるとか…G(グラート)という岩尾根がいくつも続き、五竜山頂はちなみにG3にあたるそうで
す。 五竜山頂からは真正面に雄々しい剣立山が、すぐ先には相似峰の美しい鹿島槍ケ岳が
見えました。峰々の岩肌に張り付くように残っている雪渓。緑と白のコントラストの美しさ。雪渓
を渡って吹いてくる心地よい風!美しい山野草の数々。やっぱり山は、自然は、たまりません
ね。五竜岳からキレット小屋で休憩し、又いくつもの岩場を通過して10時間かかって鹿島槍に
無事到着しました。南峰を通って念願の冷池山荘に夕方17時過ぎたどり着きました。五竜山
荘を朝4時に出発しましたのでなんと12時間歩き通したことになります。自分の足と登山靴に
感謝です。冷池山荘の近くにはイワキキョウの群落やトウヤクリンドウがいくつもありました。こ
の後ろ立山連の岩盤は花崗岩の他に蛇紋岩や玄武岩などいろいろの岩盤でできている関係
で多種多様な野草が見られるとのこと。
4日目は山荘を7時前に出て爺ケ岳へ向かいます。爺ケ岳の斜面にいくつものコマクサが咲
いていて、心がほっこりしました。爺ケが岳は2度目の登頂です。爺ケ岳の命名は雪渓の形が
おじいさんが種まきをしている形からきているそうです。出発して2時間半で種池山荘に着き、
ここで美味しいぜんざいを食べて元気になりました。山荘の近くにある池にはサンショウウオが
健在でした。大きな卵がありました。なんと2600米近くにサンショウウオが住んでいるので
す。昔来た時に見たキヌガサソウもちゃんと咲いていました。
山荘から柏原新道を歩き、2時前に扇沢に無事たどり着き、ホッとしました。約6時間の歩行
でした。今回はまだ入会して間もない新人さんもいらしてあんな厳しい縦走を13名よくぞ足並
みそろったなと痛感します。やはり仲間の団結力の賜物でしょう。一人だったらきっと途中で投
げ出すことでしょう。台風の心配、宿やチケットの取直し、そして仲間の健康管理とリーダーは
ほんとに並々ならぬ気使いだったことでしょう。心から感謝の一語に尽きます。
五竜岳の朝焼け
イワギキョウ コマクサ
響でお天気が心配でしたが、大した雨にもあわず、おおむね縦走、達成できました。松本から
大糸線で神城まで行き、ペンションに1泊して遠見尾根から五竜岳に臨みました。
一応の下調べはしていったのですが、五竜岳は予想以上に厳しい山で岩、又岩の連続で剣
岳よりも岩場が長く、これでもか、これでもかと自分が試され、歯を食いしばって歩きました。
筋トレで体は鍛えてはいるものの、段々年齢相応になっていくのがわかります。五竜岳の山頂
直下に武田菱(御菱)の雪渓が6月ごろには見えるそうです。御菱から五竜に転じたと言う説も
あるとか…G(グラート)という岩尾根がいくつも続き、五竜山頂はちなみにG3にあたるそうで
す。 五竜山頂からは真正面に雄々しい剣立山が、すぐ先には相似峰の美しい鹿島槍ケ岳が
見えました。峰々の岩肌に張り付くように残っている雪渓。緑と白のコントラストの美しさ。雪渓
を渡って吹いてくる心地よい風!美しい山野草の数々。やっぱり山は、自然は、たまりません
ね。五竜岳からキレット小屋で休憩し、又いくつもの岩場を通過して10時間かかって鹿島槍に
無事到着しました。南峰を通って念願の冷池山荘に夕方17時過ぎたどり着きました。五竜山
荘を朝4時に出発しましたのでなんと12時間歩き通したことになります。自分の足と登山靴に
感謝です。冷池山荘の近くにはイワキキョウの群落やトウヤクリンドウがいくつもありました。こ
の後ろ立山連の岩盤は花崗岩の他に蛇紋岩や玄武岩などいろいろの岩盤でできている関係
で多種多様な野草が見られるとのこと。
4日目は山荘を7時前に出て爺ケ岳へ向かいます。爺ケ岳の斜面にいくつものコマクサが咲
いていて、心がほっこりしました。爺ケが岳は2度目の登頂です。爺ケ岳の命名は雪渓の形が
おじいさんが種まきをしている形からきているそうです。出発して2時間半で種池山荘に着き、
ここで美味しいぜんざいを食べて元気になりました。山荘の近くにある池にはサンショウウオが
健在でした。大きな卵がありました。なんと2600米近くにサンショウウオが住んでいるので
す。昔来た時に見たキヌガサソウもちゃんと咲いていました。
山荘から柏原新道を歩き、2時前に扇沢に無事たどり着き、ホッとしました。約6時間の歩行
でした。今回はまだ入会して間もない新人さんもいらしてあんな厳しい縦走を13名よくぞ足並
みそろったなと痛感します。やはり仲間の団結力の賜物でしょう。一人だったらきっと途中で投
げ出すことでしょう。台風の心配、宿やチケットの取直し、そして仲間の健康管理とリーダーは
ほんとに並々ならぬ気使いだったことでしょう。心から感謝の一語に尽きます。
五竜岳の朝焼け
イワギキョウ コマクサ
Posted by ともちゃん at 06:22│Comments(0)
│登山