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2015年09月29日

高千穂野(南阿蘇)

9月28日会の仲間と南阿蘇にある高千穂野(たかじょうや)へ出かけました。天気は晴れ。
清水峠峠登山口から歩き始めました。涼しい秋風が吹いていましたが、空はどんより…
阿蘇山の噴煙の影響でしょう。まだ夏の暑さを感じさせるような暑さでした。しかし野原は
ススキが立ち、ヨメナやゲンノショウコ、ホトトギス、ワレモコウといった秋の野草が私たちを
迎えてくれました。
 牛留の柵を通過して上り下りの木の階段を歩いて320段近い急な登りの階段が見えて
きました。かなり急な傾斜です。登り始めると一段、一段の幅が狭く、歩きにくいこと!
手すりをしっかりと握って這い上がりました。まもなくすると高千穂野の標識が見えました。
そこから入った所が山頂らしいのですが、笹が生い茂って行けないとのこと。
展望所まで行って近くでランチタイムになりました。友人からアケビの皮のてんぷらをいた
だきました。初めて食べましたが、やや苦みがあって柔らかかったです。

帰りは鉄塔のある見晴らしの良い草原で一休みしました。カルデラにできた黄色の田んぼや
民家、阿蘇五岳などが見え、素晴らしい景色でした。
 四季の森の温泉にゆっくり浸かり疲れをとって帰路に着きました。長い距離ではありません
でしたが、樹木林を歩き、快適な山行でした。


                               ホトトギス



Posted by ともちゃん at 21:45Comments(0)登山 

2015年09月23日

比婆山

シルバーウイークの9月21日から1泊で広島の比婆山に仲間と出かけました。21日の8時に
久留米を出発して高速道で庄原までそこから一般道に入り、山里の比婆山温泉に14時過ぎ
に着きました。ゆっくり時間があったので近くを散策。道路際にはたくさんの小さめの栗が転
がっていました。上を見上げると一つの枝の同じところからなんと7個も付いているアケビが!
斜面に降りて何とかゲット!
早めの夕食を済ませて早めに休みました。

 次の日は5時半に朝食を終え、6時過ぎに出発して登山口のある広島県民の森へ向かいま
した。天気も上々。この比婆山は広島県の北東部に位置し、ブナ林の多いところで伝説による
とイザナミノミコトが葬られた所だそうです。樫の木やブナの木が林立する坂道をずっと歩いて
1時間半で毛無山に到着。山頂は広いのっぱらになっていて360度の大パノラマ。ひんやりし
た秋風が吹いて山々がいくつもの層になっていて素晴らしい景色でした。そこから何回もアップ
ダウンを繰り返して出雲峠に着きました。ススキが風に揺れ、吾亦紅、秋のキリンソウやツル
ニンジンなどすっかり山は秋になっていました。九州ではもう見れないマツムシソウが今を盛
りと咲いていたのでびっくりしました。緯度の関係でしょうか出雲烏帽子山までは見事なブナの
林でブナの木にたくさんのきのこができていました。出雲烏帽子山には条溝石という巨石があ
りました。いくつもの縦の線が刻まれており、説明では古代信仰の名残か呪術のあとではない
かということでした。比婆山御凌に10時過ぎに着きましたが山というより平原でイチイ(神木)
の7本の樹木に囲まれたお墓がありました。伝説のイザナミノミコトを祀ってあるのでしょうか?
ここで早めの昼食を済ませました。

超原越えを過ぎて比婆山から約2時間で目的の広島県民の森に戻りました。帰りの時間を考
えて30分で温泉に浸かり、車に揺れること6時間!連休の交通渋滞にもかからず、19時前
に無事帰り着きました。反対車線の登りは若宮あたりから28キロの渋滞になっていました。
秋の野草にたくさん出会え、心地よい山行でした。

                              
                                                                                           
                                                            マツムシソウ       

                                         条溝石             


Posted by ともちゃん at 15:41Comments(0)登山 

2015年09月16日

征爾さん指揮する松本音楽祭に初めて参加。

やっと長年の夢が実現!世界の小澤さんの生の演奏がずっーと聴きたかった…5月に友人か
ら誘われたとき、二つ返事でOK.9月の6~7日 1泊で松本まで出かけた。
 松本の老舗の味噌屋さんで昼食。定員さんの話によると小澤さん スタッフと一緒によくこの
店にもみえるとか…そしてよくこの辺りをぶらぶら散歩してあるらしい。
16時開演だったが、15時過ぎにキッセイホールの会場に入る。もうたくさんの人でいっぱい。
1階には小澤さん関連のCDやカレンダー、Tシャツ、など様々なものが売られていた。よく見る
と隅に古いピアノが置かれている。説明書きを見ると「小澤さんの二人の兄が50キロの道のり
を神奈川から立川までリヤカーで運んだ」とかいてあった。戦後まだピアノなんて珍しかった時
代に弟のためにせっせと運ばれたピアノ!なんと麗しい兄弟愛!

 いよいよ演奏が始まる前、日本が世界に誇る指揮者がどうやって入場なさるんだろう…と興
味深々だった。ふと気が付くと白髪頭の小澤さんが楽団員と話しながらリラックスして式台に向
かって歩いてある。 えっ 小澤さんだ…とびっくりした。8月に骨折された話を聞いていたので
大丈夫かなあと気になっていた。曲目もベートーベンの交響曲第2番、ニ長調に変更。

2,3回椅子に座られたが、全身全霊で演奏の指揮、軽く足踏みされながら体いっぱいで表現
された。演奏が終わると割れんばかりの拍手。いつまでも拍手は鳴りやまなかった。
もう一つびっくりしたことがある。最後に指揮者自ら演奏者一人一人に頭を下げながら感謝の
握手をされた。見ていてジーンと胸が熱くなり、自然に涙が溢れてきた。今まで数多くの演奏を
聴いたけれどこんな指揮者初めて…入場の仕方といいこんな気さくな指揮者がいたんだ。目か
らうろこだった。小澤さんほどこのことわざが似合う人はいないだろう。「実るほどこうべを垂れ
る稲穂かな」


帰りに小澤さんの母、さくらさんが書かれたエッセイを買った。楽しみに読んだが、この親にし
てこの子ありと思われる個所がいくつもあった。戦争中、食べ物がなくて神奈川県の足柄の雨
漏りのする農家に住み、慣れないお百姓をしながら飢えを忍び、苦労して4人の子を育てたこ
とが書かれていた。今の征爾があるのはあの苦労をしたから。苦労をさせてよかったと結んで
あった。本当に素晴らしい演奏会だった。マエストロ(巨匠)と言われる人の人間性をかいまみた。
 日本が世界に誇れる指揮者、いつまでもお元気でいてほしい。  


Posted by ともちゃん at 17:07Comments(0)