2017年08月22日
男池~風穴
8月20日、九重の男池から風穴へ出かけました。雨だった予報も晴れになり、高速の湯布院
を降り、長湯温泉を通って男池到着。日曜日なのに車は数台のみ。水汲みに来ている人もい
ません。料金を払って男池の近くに行くと、薄いオレンジ色の可憐なキツネノカミソリの群落が!
びっくりしました。佐賀の多良岳は7月下旬から咲き始めるのに8月も下旬に咲き誇っていまし
た。緑の木陰の中は涼しく気持ちの良いこと!
30分歩くとかくし水に着きました。例年に比べると水が少ないようです。休憩の後ソババッケ
に向けて登っていきます。大きな根っこをまたぎ、拭いても拭いても汗が吹き出します。
40分後 ソババッケ到着。いつもの湿地地帯がありません。数名の登山客が…
平治岳の分岐を過ぎ、登りの道へ。いよいよガレ場です。苔むした岩で湿っているので神経を
使います。1時間20分くらい歩いてやっと風穴に着きました。いくつもの岩の風穴からひんやり
した風が吹いて心地よいこと!家庭ではこの気分は味わえません。至福の時間です。昼食を
とっていると若者が高塚のほうから独り下山し、男池のほうへ下っていきました。
この風穴の中に昔の地元の方は椎茸や野菜などを貯蔵してあったとか…自然の冷蔵庫だった
のでしょう。ランチの後は今水の登山口目指して歩きます。登りはなく、ずっと下りで木陰続き
でルンルンでした。2時間近く歩いて無事到着しました。
湯の平温泉の共同浴場で汗を流しました。昔ながらの浴場で狭い浴場に20名ちかく同時に
入ったので芋の子状態になりました。夏真っ盛りの時は日陰のある低山に限ります。快適な山
行でした。

キツネノカミソリ
を降り、長湯温泉を通って男池到着。日曜日なのに車は数台のみ。水汲みに来ている人もい
ません。料金を払って男池の近くに行くと、薄いオレンジ色の可憐なキツネノカミソリの群落が!
びっくりしました。佐賀の多良岳は7月下旬から咲き始めるのに8月も下旬に咲き誇っていまし
た。緑の木陰の中は涼しく気持ちの良いこと!
30分歩くとかくし水に着きました。例年に比べると水が少ないようです。休憩の後ソババッケ
に向けて登っていきます。大きな根っこをまたぎ、拭いても拭いても汗が吹き出します。
40分後 ソババッケ到着。いつもの湿地地帯がありません。数名の登山客が…
平治岳の分岐を過ぎ、登りの道へ。いよいよガレ場です。苔むした岩で湿っているので神経を
使います。1時間20分くらい歩いてやっと風穴に着きました。いくつもの岩の風穴からひんやり
した風が吹いて心地よいこと!家庭ではこの気分は味わえません。至福の時間です。昼食を
とっていると若者が高塚のほうから独り下山し、男池のほうへ下っていきました。
この風穴の中に昔の地元の方は椎茸や野菜などを貯蔵してあったとか…自然の冷蔵庫だった
のでしょう。ランチの後は今水の登山口目指して歩きます。登りはなく、ずっと下りで木陰続き
でルンルンでした。2時間近く歩いて無事到着しました。
湯の平温泉の共同浴場で汗を流しました。昔ながらの浴場で狭い浴場に20名ちかく同時に
入ったので芋の子状態になりました。夏真っ盛りの時は日陰のある低山に限ります。快適な山
行でした。

キツネノカミソリ
2017年08月01日
薬師岳~黒部五郎岳 縦走(2017、7、27~7、31)
7,27日から31日まで昨年 雨で途中までしか行けなかった薬師岳(2926米)と黒部五郎岳
(2840米)へ仲間と再チャレンジ。天気が前日まで心配だったが、何とかなるだろう…
27日は6:33のさくらで出発。新大阪、金沢で乗り換え、電鉄富山で有峰口まで。白樺ハイツ
は今度で3度お世話になる。
7,28(金)
折立の登山口を7時出発。太郎平小屋まで延々4時間半。何回登ってもこの道は長い。草原
へ出るとニッコウキスゲの群落やイワイチョウの白い花々が点々と。小屋でカレーを食べ、12
:15に出発して薬師岳に挑む。昨年 雨で停滞した時小屋のスタッフから昭和38年に起きた
愛知大の13人の遭難死のビデオを見せていただいた。遺族の方が息子の遺骨を探す物語
だった。薬師岳周辺は実に強風がたびたび起きる魔の場所で有名。ビデオが頭から離れず、
遭難の碑がどこにあるのか気になった。薬師平を過ぎたあたりのケルン、山頂近くの避難壕
の中、そして折立の登山口に十三(人)の石を積み上げた立派な石碑が遺族の手によって建
てられていた。
薬師岳山荘まではずっと登りの連続だった。休憩してあたりを見回すと雪渓をまとった巨大な
山々が連ね、雪渓からの冷風が心地よい。山荘からはるか彼方に山頂が見えるが、行けども
行けども…1時間歩いてやっと頂きに着く。お社の中には何体もの薬師如来が。昔から地元有
峰の方がたが参拝した信仰の山である。お参りを済ませ下山。16:30小屋に到着。8時間半
の歩行。疲れたあ…
7,29(土)
5:40の小屋を出て黒部五郎を目指す。昨年 雨と強風の中、倒れるようにして歩いたのを
思い出す。今年はなんとか天気は持ちそうだ。2時間歩いて太郎平小屋に7時半着。木道を
歩いて北の股岳を通り、赤木岳(2662米)まで山頂の東側を巻いていく。周りはハクサンイ
チゲの白い花やアオノツガザクラの群落が疲れを癒してくれる。中股乗り越しから黒部五郎
の肩までの登りの苦しいこと!弱音を吐きそうになる。やっとの思いで這い上がる。周りは巨
大な雪渓の山々。九州では決して眺められない景色。8時間余りで遂に山頂到着。嬉しさが
こみ上げる。薬師岳といい、黒部五郎といい、巨大で実に個性的な山だ。小屋まで道は岩又
岩の連続で緊張のしっぱなし!17:30黒部五郎小屋に着く。12時間の歩行!よく体がもち
たものだ。
7,30(日)
小屋を5:35出発。三俣蓮華から双六小屋で昼食。鏡平山荘からはずっと延々下り、ワサビ
小屋まで今日も12時間歩行。鍛えられる。小池真道から小屋まで川の水が何か所も水が溢
れていたのが気になった。
70歳を目前に3日間連続して12時間歩くなんて末恐ろしい限り!9名全員歩き通したことが
凄い。膝の痛みもなし。この苦しい経験が今後、何かの折に私に勇気をくれるかも…

キヌガサソウ
(2840米)へ仲間と再チャレンジ。天気が前日まで心配だったが、何とかなるだろう…
27日は6:33のさくらで出発。新大阪、金沢で乗り換え、電鉄富山で有峰口まで。白樺ハイツ
は今度で3度お世話になる。
7,28(金)
折立の登山口を7時出発。太郎平小屋まで延々4時間半。何回登ってもこの道は長い。草原
へ出るとニッコウキスゲの群落やイワイチョウの白い花々が点々と。小屋でカレーを食べ、12
:15に出発して薬師岳に挑む。昨年 雨で停滞した時小屋のスタッフから昭和38年に起きた
愛知大の13人の遭難死のビデオを見せていただいた。遺族の方が息子の遺骨を探す物語
だった。薬師岳周辺は実に強風がたびたび起きる魔の場所で有名。ビデオが頭から離れず、
遭難の碑がどこにあるのか気になった。薬師平を過ぎたあたりのケルン、山頂近くの避難壕
の中、そして折立の登山口に十三(人)の石を積み上げた立派な石碑が遺族の手によって建
てられていた。
薬師岳山荘まではずっと登りの連続だった。休憩してあたりを見回すと雪渓をまとった巨大な
山々が連ね、雪渓からの冷風が心地よい。山荘からはるか彼方に山頂が見えるが、行けども
行けども…1時間歩いてやっと頂きに着く。お社の中には何体もの薬師如来が。昔から地元有
峰の方がたが参拝した信仰の山である。お参りを済ませ下山。16:30小屋に到着。8時間半
の歩行。疲れたあ…
7,29(土)
5:40の小屋を出て黒部五郎を目指す。昨年 雨と強風の中、倒れるようにして歩いたのを
思い出す。今年はなんとか天気は持ちそうだ。2時間歩いて太郎平小屋に7時半着。木道を
歩いて北の股岳を通り、赤木岳(2662米)まで山頂の東側を巻いていく。周りはハクサンイ
チゲの白い花やアオノツガザクラの群落が疲れを癒してくれる。中股乗り越しから黒部五郎
の肩までの登りの苦しいこと!弱音を吐きそうになる。やっとの思いで這い上がる。周りは巨
大な雪渓の山々。九州では決して眺められない景色。8時間余りで遂に山頂到着。嬉しさが
こみ上げる。薬師岳といい、黒部五郎といい、巨大で実に個性的な山だ。小屋まで道は岩又
岩の連続で緊張のしっぱなし!17:30黒部五郎小屋に着く。12時間の歩行!よく体がもち
たものだ。
7,30(日)
小屋を5:35出発。三俣蓮華から双六小屋で昼食。鏡平山荘からはずっと延々下り、ワサビ
小屋まで今日も12時間歩行。鍛えられる。小池真道から小屋まで川の水が何か所も水が溢
れていたのが気になった。
70歳を目前に3日間連続して12時間歩くなんて末恐ろしい限り!9名全員歩き通したことが
凄い。膝の痛みもなし。この苦しい経験が今後、何かの折に私に勇気をくれるかも…

キヌガサソウ