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2016年01月24日

雪一面の中の縦走(基山~九千部山~お手洗の滝)

1月23日10名の仲間と基山、九千部山の縦走に出かけました。朝JRの駅に向かう時 小雨
が降っていました。日本中 寒波の影響で大雪になるだろうという予報でしたので覚悟はして
いました。大当たりでした。原田駅の登山口を8時35分に出発し基山までほぼ1時間。残雪が
少し残る程度でしたが九千部山がちかずくにつれ、粉雪が舞い、時にはふぶきみるみるうちに
真っ白雪一面の景色に変貌しました。寒かったですが、新雪の美しさ!5,6センチ積もった所
もありましたがざっくざっくと新雪を踏んで一歩一歩雪道を登り、九千部山に近ずいていきまし
た。基山から舗装道路を1時間歩き、又雪道を4時間余り、延々歩き続けて14時17分に九千
部山到着!登山者は私たちだけでした。昼食も舗装道路の端で寒々とカップメンを流し込みま
した。わずか20分!じっとしているとがたがた寒さが襲ってきます。九千部山からは一気に下
山道。雪で時々滑りそうになりました。石谷山で休憩し、又ひたすら歩き続け17時近くに無事
お手洗の滝につきました。 そこからタクシーで鳥栖駅まで。無事JR久留米駅にたどり着きま
した。
一人では決してできない冬の縦走。仲間あっての縦走です。今回初めてBプラン(5時間以上
の山行)に参加された方もいましたが、最後まで弱音をはくことなく歩かれました。帰宅してや
っぱり縦走してよかった…とひとりしみじみ思いました。


  


Posted by ともちゃん at 09:04Comments(0)登山 

2015年11月10日

六甲山縦走

11月6日から9日まで六甲山の全山縦走へ出かけました。1度は行ってみたいと以前から
思っていました。最終日、縦走が終ってから泊まる有馬温泉も楽しみでした。
新田次郎の小説に出てくる加藤文太郎が毎日 自宅から神戸製鋼所へ通ったというこの
六甲の道を歩いてみたい…そんな思いがずっとありました。いつもは単独でしか登らない
文太郎が後輩から無理に頼まれ、断り切れずに登攀したばかりに厳冬期に槍ケ岳の北
鎌尾根で遭難。彼には結婚後、ちいさな幼子(女児)もいました。漁村生まれでいつもポ
ケットにはいりこや干し魚を忍ばせてぽりぽり噛みながら登っていたという伝説の人です。
彼が生きていたら…といつも思います。

 6日は須磨浦公園から登り始めました。海岸線が眼下に見え、高いマンションやビルも
林立しています。11月というのに異常な暑さで半袖でいいほどでした。最初から階段を
上ります。ちらほら何組かの若者が通り過ぎていきます。だらだら出る汗を拭きながら旗
振り山に到着。ここはその名のとおり、江戸時代に通過する船の目印に大きな畳1枚分
の旗を振って知らせたという山です。街中を通り過ぎて栂尾山を越え、須磨アルプスとい
われている馬の背にきました。都会の真ん中にこんな岩場が…と思わせる岩、又岩の連
続です。砂岩でできているようで歩きやすく、難なく通過できました。そこから東山、高取
山とずっとウップダウンをくり返しながらやっとの思いで街中の鵯越の駅に到着。宿泊地
のシーパル須磨へは17時過ぎに着きました。今日は20キロ近く歩いたでしょう。

 7日は朝6時半前に宿を出発。鵯越駅まで戻り、そこから菊水山、鍋蓋山を越えて麻耶
山までの道のりの長いこと、長いこと。アップダウンの繰り返し。町の高級住宅地を通り抜
け、又山の中。天気は曇り空だったので昨日ほどの疲れはありませんでした。麻耶山はき
っとその名からしてインド仏教に由来していると思います。目的地のYMCAに到着したのは
15時40分。約8時間の歩行。道のりは17キロでした。疲れたあ…

いよいよ最終日。朝から雨です。予感は当たりました。六甲山でやく2時間。雨の中を延々
黙々と歩きました。大平山から塩尾寺(えんぺい寺)まで約5時間。19キロを歩き続きまし
た。念願の有馬温泉は高台にあるリッチなホテルで大浴場でゆっくり疲れを摂りました。
昔からその名をはせた温泉地でした。

3日間で58キロを全員クリア。素晴らしいことです。企画をして下さったリーダーさんの感謝。




                            うろこの館




  


Posted by ともちゃん at 07:02Comments(0)登山 

2015年11月04日

久々のサイクリング(コアやまくに~耶馬渓)

11月3日みどるの仲間と久々にサイクリングに出かけました。前日から気もそぞろ…当日は見
事な晴天でした。百年公園から車5台、一斉に日田へ向けて車を走らせます。中津コアやま
くにに車を置いて10時に出発。耶馬渓鉄道配線跡に作られたサイクリング道を走ります。山
国川に沿って作られたこの道には昔使われた駅舎跡や駅の標識、いくつものトンネル、桜並
木などがあり変化に富んでいます。目をあげると色ずき始めた紅葉や連なる岩峰も眺められ
て気分はルンルン。風を切って走るのは山登りと違って実にさわやかです。

走り始めて1時間半。近くの食堂(のどか)で昼食を摂りました。小さなお店でしたが、心のこ
もった味で堪能しました。その後 羅漢寺の入り口で記念撮影。途中、百年前に作られた5連
アーチの馬渓橋も見学。見事な橋でした。しばらく走って元学校跡が喫茶店になっている休憩
所でコーヒータイム。お茶菓子までいただいて、心がほっこりしました。

途中、何度も記念撮影をして夕方17時過ぎに出発地、コアやまくに に戻ってきました。案山
子祭りなど村起こしのお祭りもあっていて田舎の良さを再発見。のどかで気持ちがのびのび
します。紅葉はいまいちの感でしたが、すがすがしい一日になりました。

今日は50キロの道のりでした。サイクリングは登山と違った楽しさがあるので誘われたら又参
加します。







  


Posted by ともちゃん at 06:55Comments(0)趣味

2015年10月15日

秋の男体山、日光白根、皇海山

10月11日から3泊4日で奥日光へ仲間と出かけました。お天気はずっと上々。日光の紅葉が
これほど美しいとは…改めて日本の良さを気付かされました。
1日目、日光の龍頭の滝や湯滝を見学。たくさんの観光客で賑わっていました。龍の頭に似て
いることから付けられた龍頭の滝。スケールの大きさに圧倒されました。湯滝も高さ60メート
ルちかいビッグサイズでした。

2日目はいよいよ皇海山の登山です。宿を6時過ぎに出発して登山口の皇海橋へ向かいまし
た。2時間半近くかかって登山口へ着きましたが、狭い道でしかもでこぼこ道。運転手に気の
毒なこと!9時過ぎに出発して沢沿いの道を1時間半かかって不動沢のコルにようやく到着。
周りはコメツガや黄色に紅葉したカラマツの樹林帯でカラマツの木がこれほど美しいとは…
新たな発見でした。鋸山を右に見ながら反対側に1時間弱急登の岩場を這い上がって山頂へ
渡良瀬川の源流の大きな標識が立っていました。夜、宿で祝杯をあげました。

3日目は男体山。中禅寺湖から眺めた男体山は名前のように雄々しくどっしりした山です。
裏男体林道を走って志津峠まで。この登山口に二荒山神社がまつってありました。参拝後登
山開始です。ここもすっくと伸びたカラマツの林がずっと続きます。1合目から立派な標識が立
っていてわかりやすいこと。2時間半かかって二荒山神社の奥宮が祀ってある山頂へ到着。
広い山頂には神社とピカピカに光る大きな剣が祀ってありました。中禅寺湖や周りの美しい
紅葉が見えました。

いよいよ最終日。日光白根山登山です。今日も上天気。天気に恵まれました。宿を5時前に
出発。菅沼登山口を6時10分に出発。周りの山はうっすらと雪が積もっているのが見えます。
昨晩、雨が降って気温が下がったからでしょう。弥陀ケ池まで1時間半。上を見上げると何本
もの樹木に雪が凍り付き、樹氷になっています。山頂も真っ白い雪で覆われています。
山頂がちかずくにつれ、風は強くなり、次々に岩が襲ってきます。うっすらとした雪ですが、路
面は滑りそうで神経を使いましでしたがた。岩場から山頂近くになると大きな窪地ででこぼこ。
明治時代に6回も爆発があったそうでその跡です。山頂にはここも小さな祠がまつってありま
した。マイナス5度近い寒さで下にフリースを羽織りました。山頂からロープエーの駅に下りま
したが、多くの若者や登山客が登ってきていました。この日はラッキーなことにダイヤモンドダ
ストまで見れて幸せでした。

4日間あっという間に終わりました。女性7名のメンバーだったので和気あいあい。おしゃべり
に花が咲きました。日光の紅葉がこれほど美しいとは…新たな発見でした。この時期に山行
を組んでくださったリーダーに感謝です。

カラマツ


                                 日光白根山


     龍頭の滝



  


Posted by ともちゃん at 09:51Comments(0)登山 

2015年09月29日

高千穂野(南阿蘇)

9月28日会の仲間と南阿蘇にある高千穂野(たかじょうや)へ出かけました。天気は晴れ。
清水峠峠登山口から歩き始めました。涼しい秋風が吹いていましたが、空はどんより…
阿蘇山の噴煙の影響でしょう。まだ夏の暑さを感じさせるような暑さでした。しかし野原は
ススキが立ち、ヨメナやゲンノショウコ、ホトトギス、ワレモコウといった秋の野草が私たちを
迎えてくれました。
 牛留の柵を通過して上り下りの木の階段を歩いて320段近い急な登りの階段が見えて
きました。かなり急な傾斜です。登り始めると一段、一段の幅が狭く、歩きにくいこと!
手すりをしっかりと握って這い上がりました。まもなくすると高千穂野の標識が見えました。
そこから入った所が山頂らしいのですが、笹が生い茂って行けないとのこと。
展望所まで行って近くでランチタイムになりました。友人からアケビの皮のてんぷらをいた
だきました。初めて食べましたが、やや苦みがあって柔らかかったです。

帰りは鉄塔のある見晴らしの良い草原で一休みしました。カルデラにできた黄色の田んぼや
民家、阿蘇五岳などが見え、素晴らしい景色でした。
 四季の森の温泉にゆっくり浸かり疲れをとって帰路に着きました。長い距離ではありません
でしたが、樹木林を歩き、快適な山行でした。


                               ホトトギス



Posted by ともちゃん at 21:45Comments(0)登山 

2015年09月23日

比婆山

シルバーウイークの9月21日から1泊で広島の比婆山に仲間と出かけました。21日の8時に
久留米を出発して高速道で庄原までそこから一般道に入り、山里の比婆山温泉に14時過ぎ
に着きました。ゆっくり時間があったので近くを散策。道路際にはたくさんの小さめの栗が転
がっていました。上を見上げると一つの枝の同じところからなんと7個も付いているアケビが!
斜面に降りて何とかゲット!
早めの夕食を済ませて早めに休みました。

 次の日は5時半に朝食を終え、6時過ぎに出発して登山口のある広島県民の森へ向かいま
した。天気も上々。この比婆山は広島県の北東部に位置し、ブナ林の多いところで伝説による
とイザナミノミコトが葬られた所だそうです。樫の木やブナの木が林立する坂道をずっと歩いて
1時間半で毛無山に到着。山頂は広いのっぱらになっていて360度の大パノラマ。ひんやりし
た秋風が吹いて山々がいくつもの層になっていて素晴らしい景色でした。そこから何回もアップ
ダウンを繰り返して出雲峠に着きました。ススキが風に揺れ、吾亦紅、秋のキリンソウやツル
ニンジンなどすっかり山は秋になっていました。九州ではもう見れないマツムシソウが今を盛
りと咲いていたのでびっくりしました。緯度の関係でしょうか出雲烏帽子山までは見事なブナの
林でブナの木にたくさんのきのこができていました。出雲烏帽子山には条溝石という巨石があ
りました。いくつもの縦の線が刻まれており、説明では古代信仰の名残か呪術のあとではない
かということでした。比婆山御凌に10時過ぎに着きましたが山というより平原でイチイ(神木)
の7本の樹木に囲まれたお墓がありました。伝説のイザナミノミコトを祀ってあるのでしょうか?
ここで早めの昼食を済ませました。

超原越えを過ぎて比婆山から約2時間で目的の広島県民の森に戻りました。帰りの時間を考
えて30分で温泉に浸かり、車に揺れること6時間!連休の交通渋滞にもかからず、19時前
に無事帰り着きました。反対車線の登りは若宮あたりから28キロの渋滞になっていました。
秋の野草にたくさん出会え、心地よい山行でした。

                              
                                                                                           
                                                            マツムシソウ       

                                         条溝石             


Posted by ともちゃん at 15:41Comments(0)登山 

2015年09月16日

征爾さん指揮する松本音楽祭に初めて参加。

やっと長年の夢が実現!世界の小澤さんの生の演奏がずっーと聴きたかった…5月に友人か
ら誘われたとき、二つ返事でOK.9月の6~7日 1泊で松本まで出かけた。
 松本の老舗の味噌屋さんで昼食。定員さんの話によると小澤さん スタッフと一緒によくこの
店にもみえるとか…そしてよくこの辺りをぶらぶら散歩してあるらしい。
16時開演だったが、15時過ぎにキッセイホールの会場に入る。もうたくさんの人でいっぱい。
1階には小澤さん関連のCDやカレンダー、Tシャツ、など様々なものが売られていた。よく見る
と隅に古いピアノが置かれている。説明書きを見ると「小澤さんの二人の兄が50キロの道のり
を神奈川から立川までリヤカーで運んだ」とかいてあった。戦後まだピアノなんて珍しかった時
代に弟のためにせっせと運ばれたピアノ!なんと麗しい兄弟愛!

 いよいよ演奏が始まる前、日本が世界に誇る指揮者がどうやって入場なさるんだろう…と興
味深々だった。ふと気が付くと白髪頭の小澤さんが楽団員と話しながらリラックスして式台に向
かって歩いてある。 えっ 小澤さんだ…とびっくりした。8月に骨折された話を聞いていたので
大丈夫かなあと気になっていた。曲目もベートーベンの交響曲第2番、ニ長調に変更。

2,3回椅子に座られたが、全身全霊で演奏の指揮、軽く足踏みされながら体いっぱいで表現
された。演奏が終わると割れんばかりの拍手。いつまでも拍手は鳴りやまなかった。
もう一つびっくりしたことがある。最後に指揮者自ら演奏者一人一人に頭を下げながら感謝の
握手をされた。見ていてジーンと胸が熱くなり、自然に涙が溢れてきた。今まで数多くの演奏を
聴いたけれどこんな指揮者初めて…入場の仕方といいこんな気さくな指揮者がいたんだ。目か
らうろこだった。小澤さんほどこのことわざが似合う人はいないだろう。「実るほどこうべを垂れ
る稲穂かな」


帰りに小澤さんの母、さくらさんが書かれたエッセイを買った。楽しみに読んだが、この親にし
てこの子ありと思われる個所がいくつもあった。戦争中、食べ物がなくて神奈川県の足柄の雨
漏りのする農家に住み、慣れないお百姓をしながら飢えを忍び、苦労して4人の子を育てたこ
とが書かれていた。今の征爾があるのはあの苦労をしたから。苦労をさせてよかったと結んで
あった。本当に素晴らしい演奏会だった。マエストロ(巨匠)と言われる人の人間性をかいまみた。
 日本が世界に誇れる指揮者、いつまでもお元気でいてほしい。  


Posted by ともちゃん at 17:07Comments(0)

2015年08月01日

後立山縦走(五竜岳~鹿島槍ケ岳~爺ケ岳)

7月27日から31日まで仲間13名で昔から登りたかった後ろ立山へ出かけました。台風の影
響でお天気が心配でしたが、大した雨にもあわず、おおむね縦走、達成できました。松本から
大糸線で神城まで行き、ペンションに1泊して遠見尾根から五竜岳に臨みました。
 一応の下調べはしていったのですが、五竜岳は予想以上に厳しい山で岩、又岩の連続で剣
岳よりも岩場が長く、これでもか、これでもかと自分が試され、歯を食いしばって歩きました。
筋トレで体は鍛えてはいるものの、段々年齢相応になっていくのがわかります。五竜岳の山頂
直下に武田菱(御菱)の雪渓が6月ごろには見えるそうです。御菱から五竜に転じたと言う説も
あるとか…G(グラート)という岩尾根がいくつも続き、五竜山頂はちなみにG3にあたるそうで
す。 五竜山頂からは真正面に雄々しい剣立山が、すぐ先には相似峰の美しい鹿島槍ケ岳が
見えました。峰々の岩肌に張り付くように残っている雪渓。緑と白のコントラストの美しさ。雪渓
を渡って吹いてくる心地よい風!美しい山野草の数々。やっぱり山は、自然は、たまりません
ね。五竜岳からキレット小屋で休憩し、又いくつもの岩場を通過して10時間かかって鹿島槍に
無事到着しました。南峰を通って念願の冷池山荘に夕方17時過ぎたどり着きました。五竜山
荘を朝4時に出発しましたのでなんと12時間歩き通したことになります。自分の足と登山靴に
感謝です。冷池山荘の近くにはイワキキョウの群落やトウヤクリンドウがいくつもありました。こ
の後ろ立山連の岩盤は花崗岩の他に蛇紋岩や玄武岩などいろいろの岩盤でできている関係
で多種多様な野草が見られるとのこと。
 4日目は山荘を7時前に出て爺ケ岳へ向かいます。爺ケ岳の斜面にいくつものコマクサが咲
いていて、心がほっこりしました。爺ケが岳は2度目の登頂です。爺ケ岳の命名は雪渓の形が
おじいさんが種まきをしている形からきているそうです。出発して2時間半で種池山荘に着き、
ここで美味しいぜんざいを食べて元気になりました。山荘の近くにある池にはサンショウウオが
健在でした。大きな卵がありました。なんと2600米近くにサンショウウオが住んでいるので
す。昔来た時に見たキヌガサソウもちゃんと咲いていました。
 山荘から柏原新道を歩き、2時前に扇沢に無事たどり着き、ホッとしました。約6時間の歩行
でした。今回はまだ入会して間もない新人さんもいらしてあんな厳しい縦走を13名よくぞ足並
みそろったなと痛感します。やはり仲間の団結力の賜物でしょう。一人だったらきっと途中で投
げ出すことでしょう。台風の心配、宿やチケットの取直し、そして仲間の健康管理とリーダーは
ほんとに並々ならぬ気使いだったことでしょう。心から感謝の一語に尽きます。
           五竜岳の朝焼け



イワギキョウ           コマクサ




  


Posted by ともちゃん at 06:22Comments(0)登山 

2015年06月22日

久々の九千部山

6月21日、梅雨の晴れ間(曇り空)、久しぶりに九千部山に登りました。綾部のぼた餅で有名
な綾部から九千部を目指しました。七曲峠から歩き始め、1時間20分で三国峠に到着。
曇り空でずっとひんやりした風が吹いて気持ちの良い山行でした。三国峠から歩いて5分も
すると石割山です。山というより平地で石割山の標識は上がっていました。三国峠まで戻り
そこから又歩くこと1時間余り。いくつかのアップダウンはありましたが、道の両側には樹木
が茂り単調な道がずっと続きました。ところどころに山つつじやエゴの木、山ぼうしの花が咲
いていました。大きなテレビ塔を越えると九千部の山頂です。展望台、石の祠、以前見覚え
のあった大きな山の標識があって昔、登った時のことを思い出しました。木のテーブルで食
事をしていると大きな網を抱えた男性がきの周りで網を振り回しています。尋ねるとここにし
かいない固形種の小さなチョウを捕まえているとか…
 食事を終えて又元来た道をUターンです。2時間20分で七曲峠に13時40分に無事着き
ました。リーダーさんのおごりで私たちまで綾部のぼた餅を食べ、笑顔で帰途に着きました。
 ちなみに久留米に着いたのが14時50分で余裕のある山行でした。 


  山ぼうし           

                                  エゴの花
  


Posted by ともちゃん at 22:03Comments(0)登山 

2015年06月07日

ぬけるような青い空と新緑(星生山)

6月6日、仲間5人と星生山に登りました。今日はマイカー山行です。ミヤマキリシマが見れる
かなあと半分期待していました。大曲まで行って車を止め、30分歩いて牧ノ戸まで。大曲の車
道から多くの車が道路に駐車していました。牧ノ戸まで行くとどこもかしこも車の行列でした。
団体客がいっぱい。ボーイスカウトなどの子ども連れも。大勢の人で込み合っていました。
 準備体操をして登山開始。山はガスがかかり、何組も下ってきていました。「お花はどうです
か?」と尋ねると「今年はシャクトリムシにやられて綺麗じゃありません。でもガスが切れて今
から見晴らし良くなりますよ」との返事。期待できそうにありません。沓掛を過ぎたあたりから
段々とガスも切れ、青空が広がってきました。雨あがりの青空のすがすがしいこと!そして新
緑の鮮やかさ。例年、今頃は緑の中にピンクのミヤマキリシマが彩っているのに…でもPMや
空気汚染でなかなかこんな青空はみれません。念願のミヤマキリシマもうっすらと山を彩って
いました。
 1時間半歩いて星生山に到着。ほとんどが若者で、にぎわっていました。びっくりしました。30
分昼食をはさんで休憩し、久住分かれへ。北千里への道の途中で昼食を摂られていた登山
客の方が「ペンキを塗り替えてあるから気を付けて!」と声を掛けられました。なるほど大きな
岩につけられた黄色の丸がぴかぴかです。北千里からすがもり小屋一帯にかけてボランティ
アの方々がペンキ塗りやゴミ拾いをしてありました。頭の下がる思いでした。
聞くところによると久留米から見えてあるようで山の会には所属されてない皆さんでした。私た
ちが拾ったゴミも小型トラックに載せていただきました。久住分かれから歩くこと、1時間半で大
曲に14時過ぎに着き、温泉にゆっくり浸かって17時に無事、久留米に着きました。天気は良
かったし、少人数でルンルンの山旅でした。運転して下さったUさんお疲れ様!






                                  噴煙を上げる硫黄山


  


Posted by ともちゃん at 05:24Comments(0)登山 

2015年05月17日

西赤石山(愛媛県1625米)

5月14日から16日まで四国の愛媛県、新居浜の別子銅山近くの西明石山に出かけました。
25名の大所帯でした。15日登山の日が雨の予報だったので心配しながらの旅立ちでした。
高速で大分川内で降り、佐賀関からフェリーに揺られること1時間!三崎港から高速で新居
浜まで県道47号線を走り夕方16時近くに自然の家に着きました。この自然の家は昭和の初
めに銅山で働いていた方たちの子供が通っていた小学校、中学校の跡地に建てられたものだ
そうです。昭和43年に閉山するまで多い時でなんと5000人近くの方がこの東平(とうなる)に
おられたとか…東洋のマチュピチュと呼ばれるそうですが、多くの当時の産業遺産が残ってい
ました。この小、中学校の下にいくつかの社宅や娯楽場策動基地、郵便局などがあったそうで
す。とても興味深いところでした。

 心配していた天気も明日は降らないということで安心して休みました。次の日は上天気でし
た。自然の家を7時半に出発し、鉄板の橋をいくつも渡り、沢を渡って5時間近くかかって山
頂の見える兜岩までたどり着きました。期待していたアケボノツツジは既に散っていて何本
か残っていました。残念!昼食を済ませて14時過ぎにやっと山頂に到着。山頂は今を盛り
とミツバツツジが咲き誇っていました。九州のミツバツツジよりも色目が濃く赤紫色でした。
下りはずっとミツバツツジのトンネルでした。満開のころはさぞかし美しかったろうと想像しま
した。4時間ちかく歩いて自然の家にたどり着いた時、ほっと胸をなでおろしました。自然の
家に張ってあった写真は山一面のピンク色のアケボノツツジでした。傾山や祖母山の比で
はありません。昭和の時代に働いていた方や子供たちの写真も一緒に飾ってありました。
 会に入ったおかげでこんな山懐まで連れて行っていただき、大好きな山に登れて幸せです。


ミツバツツジ

                             兜岩

           策動停車場跡(鉱石、生活用品などの主要輸送機関)



  


Posted by ともちゃん at 21:50Comments(0)登山 

2015年05月02日

祖母~傾山縦走

4月27日から29日まで6度目の縦走に仲間6名で出かけました。今回も尾平から祖母、傾山
の縦走です。天気も良さそうだし、体調もまずまず…6時に久留米を出発。9時半過ぎに無事、
尾平に到着。10時過ぎから登り始めました。初夏の日差しが強く、どんどん汗が出てきます。
ずっと急登の連続でふっと一息!周りを見渡してもピンク色のアケボノツツジの姿が見えませ
ん。今年はまだなのかなあ…と思いながら上がっていくとちらほらピンク色が見えてきました。
 3時間半かかってやっと宮原の分岐までたどり着きました。そこから祖母の小屋まで又登り
の連続。やっとの思いで15時45分に小屋到着。休憩の後、恒例の水汲み。そして夕食。ここ
まで無事着いた喜びの祝杯を皆であげました。平日とあって登山客は他に2組でした。はるば
る神戸からもみえてありました。
 
翌朝は5時半に朝日を拝んで出発。祖母山頂は強風でした。山頂から急降下!登りも下りも
緊張します。障子岩を越え、3時間半かかってやっと古祖母に到着。ブナの広場に行く途中に
今を盛りに桃色のアケボノツツジが何本も咲いていました。やっぱり私たちを待っていてくれま
した。花を見ると元気が出てきます。ブナの広場は昨年までなかった鹿除けのネットが張られて
いました。尾平越えを通過して本谷山までの延々行程の長さは毎年、懲りているので覚悟しな
がら歩きました。前障子と偉大なる大障子がずっと見守ってくれています。ブナの広場から2時
間で本谷山へ。笠松山を越え、16時過ぎに傾山の九折小屋に着きました。

最終日。曇り空でしたが、段々天気も回復してきました。傾山から三ツ尾コースを歩きましたが
鮮やかな新緑の美しさに目を奪われ、何度も立ち止まって写真を摂りました。九折登山口まで
延々7時間近く歩き、縦走を達成。初めての縦走参加者が3名いましたが、全員、無事達成が
できました。来年も体力が続く限り、挑戦します。

コースタイム

①尾平登山口(10:40)…宮原分岐(14:00)…祖母9合目小屋(15:45)
②小屋(5:26)…祖母山(5:42)…障子岩(8:00)…古祖母(9:10)…ブナの広場(11:35)
 本谷山(13:46)…笠松山(15:07)…九折小屋(16:05)
③小屋(5:05)…傾山(6:50)…三つ坊主分岐(9:18)…三ツ尾(9:45)…九折登山口(12時)



アケボノツツジ
             傾山遠景
                                                 



  


Posted by ともちゃん at 05:41Comments(0)登山 

2015年04月21日

キナバル山(マレーシア 4095米)

4月14日から仲間とマレーシアにある東南アジアで4番目に高いキナバル山に登りました。
キナバルのキナはマレー語で中国、バルは未亡人という意味だそうで中国の王子とその未
亡人との伝説が残っているという山です。

この山は麓が熱帯雨林のジャングルで山頂は花崗岩の岩場になっていて熱帯雨林から高山
帯までの特異な動植物が存在し、山麓には世界最大の花、ラフレシア、食虫植物のウツボカ
ズラなどがある面白い山です。初登頂は1858年。そして今でも1年に1ミリずつ隆起している
そうです。

16日、6時半にホテルを出発して登山口まで向かいました。山麓には多くの少数民族が住ん
でいてしゅうの一度の市が立っていました。野菜や果物、魚などたくさんの食糧が並べられて
いました。ガイドからジャックフルーツを買ってもらい、皆で食べました。見かけは悪いですが、
なかなかの味でした。入山手続きを終えて登山口(1554米)から登り始めました。途中いくつ
ものシェルター(休憩所)があります。登山道は多くの外国人、ヨーロッパ系、中国人、韓国人
日本人で込み合っていました。ゴムの葉に似たウツボカズラや世界一小さなランの花、1メー
トルもある苔、4メートルのシダ類など固有種の植物がいっぱいでした。

約6時間かかって3272メートルにあるラバンラタレストハウスに到着。レストランは多くの人で
込み合っていました。夕食後、早めに就寝。翌朝、2時に起床し2時半から登山開始です。
サヤッサヤ小屋あたりから段々と夜が明けていきます。花崗岩の一枚岩のような岩が大平原
のように広がっていて、ロバのような耳やウサギの耳、三角形の天を突く岩がシルエットで浮か
び上がります。素晴らしい光景でした。6時40分にやっと山頂に到着。多くの登山客で大混雑
でした。レストハウスまで戻り、朝食を済ませて再び下山開始。登山口までの5時間の長かっ
たこと。めったにこわらない私も下山後、3,4日間足ががたがたでした。

最終日はスキューバとパラセーリングでマリンスポーツを楽しんできました。キナバル山は変
化に富んだ山で神々しい山でした。私たちの荷物を運んでくれたポーターは麓に住む少数民
族の若者で心優しい青年でした。

コースタイム
4,16  登山口(9:40)-ラバンラタ レストハウス(16;18)  歩行時間 約6時間

4,17  レストハウス(2:40)-山頂(6:40 40分休憩)-レストハウス(9:30)-
      登山口(15:30)                        歩行時間 約11時間


朝日のシルエット

                           ウツボカズラ

                                   キナバル山 遠景

                    

  


Posted by ともちゃん at 05:53Comments(0)登山 

2015年03月30日

久住山~星生山

3月29日、雨の予報が気になりましたが、決行になり、久々に赤川から久住山に向かいまし
た。 先週、山口の黒河内山に登った時、初夏の暖かさで一気に冬から夏になった感じだった
ので薄着で出かけましたが、それでも暑かったです。いつもより遅くマンサクの花がちらほら咲
いていましたが、山はまだ眠っているかのようにうす紫色の山肌でした。もうしばらくすると若草
色に変わるのでしょう。赤川温泉から樹林帯を抜けると以前なかった立派な木の階段が作って
ありました。滑りやすい所なのでとても助かります。何か所も木の階段が新設されていました。
 草原を抜けるといよいよ急な登り。足をなんども踏ん張りながら岩場を越えて山頂に無事、た
どり着きました。もう20年近く前に母が元気なころ、二人で牧ノ戸から登りあがり、山頂にたくさ
んのリンドウの花が咲き乱れていたのを思い出します。母は78歳でした。今考えてもよくぞあ
の年齢で登ったと思います。 山頂からは三俣山や大船、中岳、硫黄山の雄大な景色を眺め
ながら昼食を済ませ、星生山に向かいました。星生山まで20分の駆け足で登り、下りも扇
ケ鼻の分岐まで40分で到着。
 牧ノ戸まで左手にいくつもに重なる尾根を眺めながらルンルン気分で下山しました。
九重はいつ行っても素敵です。私の大好きな山々です。





マンサクの花」













    何時みても雄大な三俣山
  


Posted by ともちゃん at 08:26Comments(0)登山 

2015年03月16日

臥龍山

臥龍山 2 (写真)









登山口(芸北町)の村の様子









                                                                              ブナの林

  


Posted by ともちゃん at 21:25Comments(1)登山 

2015年03月16日

臥龍山

3月14日の夜から15日にかけて広島県の臥龍山に友人と登りました。久々の広島の山でし
た。14日の夜23時に福岡を出発して途中 仮眠を摂り、翌朝6時過ぎに芸北町に到着。近く
に芸北国際スキー場もあります。この臥龍山は紅葉で有名な三段峡の東側に位置します。
 朝、芸北町に着いてびっくり!道の両側にも畑にも一面の雪。日本海側の山陰地方なので
この雪です。久しぶりの雪景色でした。雨の予報を心配していましたが、太陽が顔を出し、安
心しました。 7時20分に千町原登山口を出発。一面の雪原を歩きます。牧場鉄柵跡をぬけ
て林道に入ります。谷川が流れ、30センチも積もった雪が地層のようにいくつもの層になって
います。斜面を登り始めるとブナの林が続き、急斜面を登り切って2時間余りで山頂に着きま
した。標識を探しましたが、きっと雪に埋もれていたのでしょう。山頂の大きな岩の前で写真を
摂りました。臥龍山は又の名を刈尾山と言い、1223メートルあります。昭和の初めごろまでは
刈尾山と言われていたそうですが昭和10年年代に古事記の大蛇退治の一説がこの地にある
ということで竜が伏す…臥龍山になったそうです。なだらかな山でした。
 天気は上々でアイゼンも使わず、気持ちの良い山行でした。いこいの村ひろしまの温泉にゆ
っくり浸かって帰りました。  


Posted by ともちゃん at 08:56Comments(0)登山 

2015年03月04日

春! しだれ梅(樹齢 100年)

早いもので3月を迎えました。お雛様も終わりましたが、今年はなかなか暖かくなりませんね。
北野町に住んでおられるTさんから自宅のしだれ梅を見にいらっしゃいとお誘いを受けて2月
の中旬に友人と出かけました。樹齢百年の大木でした。今年はいつもより寒いので花が遅い
とのことで3分咲きでした。

せっかくブログに載せるなら…ということで厚かましく3月に入り、又満開の梅を見せていただ
きました。ピンクというより赤みがかったあでやかなピンク色で余りの美しさに呆然と見惚れて
しまいました。その美しさをどう表現していいものやら…美しく着飾った花魁さんが両手を広げ
ているかの如く燦然と美しく咲き誇っていました。
これだけの花を咲かせるとなると日頃の手入れはどんなにか大変でしょう。剪定はご主人がさ
れるとのこと。油粕の肥料をあげられるそうです。ご近所の皆さんも毎年 楽しみに来られてあ
るとか。

でも一番びっくりしたのは毎年、お客様を招待なさって奥様の手料理をだされるそうです。なか
なか誰にでもできることではありません。皆さんもこのブログで素晴らしい樹齢100年のしだれ
梅を堪能してください。






  


Posted by ともちゃん at 19:02Comments(0)趣味

2015年02月16日

八方ケ岳

久々に八方ケ岳に仲間9名と登りました。矢谷渓谷キャンプ場を通って矢谷橋の登山口から
登り始めました。 天気は上々。ほとんど雪も残っていません。緩やかな登りを歩いて1時間も
すると雪が見えだしました。山頂近くなると水が完全に凍った小さな滝がありました。歩道もつ
るつるに凍った状態で滑らないかとゆっくりゆっくり歩きました。アイゼンを着けるほどの雪では
ありませんでしたが、神経を使いました。 ほぼ2時間で山頂に着きました。見晴らしの良い山
頂で登山客が昼食を摂っていました。私たちもゆっくりおしゃべりを楽しみながら昼食を摂りま
した。山の神の下りも大丈夫という他の登山客の情報を得て、山の神の方へ下山することにし
ました。大した雪も残っていず、道幅も広くほどなく車道にでました。20名くらいの長崎の登山
客に会いました。
 水辺プラザという鹿本の温泉にゆっくり入って疲れを癒しました。16年前にできた温泉だそう
ですが、新しく、300円という低コストで広々していて地元の野菜まで売っている立派な施設で
した。ちなみに4時間半の歩行でしたが、天気は良し、温泉はよしで気持ちの良い山行でした。






左から完全に凍った水  カニのはさみ岩   山頂  
  


Posted by ともちゃん at 06:20Comments(0)登山 

2015年02月03日

パタゴニアの旅

1月12日から29日までアルゼンティンとチリにまたがるパタゴニアに出かけました。インチョン
空港からニューヨークまで15時間、そしてニューヨークからベノスアイレスまで11時間待ち時
間をいれるとほぼ2日かかってアルゼンティンに着きました。パタゴニアは南緯40度から55
度までアンデス山脈を背にアルゼンティンとチリにまたがる地方をいいます。十数年前からパ
タゴニアは憧れの地でした。 思った通りにパタゴニアには手つかずの大自然がたくさん残っ
ていました。天突く鋭鋒ヒッツロイやパイネ山、キングサイズのモレノ氷河、そしてどこまでも続
く真っ青な空、羊やグアナコが遊ぶパンパ…空にはレンズ雲やうろこ雲、筋雲など様々な雲が
出て見飽きません。数冊の本を読んで下調べをして出かけました。広大で荒涼としたパンパも
昔は先住民族が狩りをして生活していた場所。今は鉄条網が敷かれ牧場主のものになってい
ます。 アコンカグアの登山口やヒッツロイ、パイネ山、イグアスの滝など色んなところを見て回
りましたが、一番印象深かったのはモレノ氷河でした。なんと60~80メートルの柱状の青い氷河
が巾35キロにわたってよこたわっています。その氷河の中に川も流れています。そして若者た
ちが氷河の中をトレッキングしていました。この氷河、実は一日2メートル動いています。 私た
ちは1時間ぐらいじっと氷河を眺めていましたが、柱状の氷の割れ目がかすかに広がって行く
のがわかりました。時々どっかあんという爆発音が聞こえます。目の前に雪煙をはきながら氷
河が湖に落ちていきます。本当に迫力あるすさまじい光景でした。ヒッツロイ山(3100米)は
チャルテンという町からもはっきり見えますが、8時間歩いて目の前にそびえる姿を見ました。
鋭鋒の下は氷河がありエメラルドグリーンの湖には氷河の塊が浮いていました。
 これほどの自然がそのままの姿で残っているのはこのパタゴニアだけでしょう。毎日が感動
の連続でした。ベノスアイレスの町も2日間観光しましたが、アルゼンティンのお金持ちは日本
の金持ちより0を二つ つけたもの貧困者も0を二つ減らしたものだそうです。一番衝撃的だっ
たのは空港からベノスアイレスの街に入ると高層ビルの隣に一見してわかるスラムが何キロ
と続いていることでした。タンゴの発祥の地ボカ地区にはここからは入れません、警察官も助
けてあげられませんという危険ゾーン地区もありました。何か所もあるようです。
 病んだアルゼンティンの一面を見る思いでした。海外へ出かけるとやはり日本の良さがたく
さん見えてきます。収穫多い旅でした。まだほとぼりが冷めず、よくぞ地球の裏側までいったな
あ…と思います。








左から パイネ山群   モレノ氷河    ヒッツロイ山群

  


Posted by ともちゃん at 20:41Comments(0)登山

2014年10月29日

天城越え

10月26日から2泊3日で会の仲間と伊豆半島の天城山縦走に出かけました。。伊豆の踊子、
そして井上靖の小説に出てくる舞台になった所。胸をわくわくさせながらでかけました。
 飛行機で東京まで行き、新幹線で三島までそれから在来線で沼津まで行きました。1日目は
沼津アルプスと言われている徳倉山に登りましたが、はじめから急登の連続でした。30分余り
で山頂に着きましたが、なんと予想もしなかった雨が降ってきました。急いで急登を下りました
が、雨脚は段々ひどくなり、こけそうになったのでリーダーの判断で志下坂峠まで行き、下山す
ることに…バスで伊豆長岡駅まで行き、修善寺まで伊豆鉄道に乗り換えて修善寺の民宿に着
きました。修善寺温泉はちょうど菊花祭りがあっていました。のどかな温泉街でした。
 2日目はいよいよ天城山縦走です。天気も上々。天城高原ゴルフ場を8時に出発し、1299
米ある万二郎岳まで1時間10分で到着。あたりはすっかり紅葉し、伊豆の紅葉もなかなかの
ものでした。馬の背を越え、アセビのトンネルを越えて石楠花(ハナタテ)に着きましたが、その
名のとおりシャクナゲの樹木が畑のように!春はさぞかし見事なことでしょう。万二郎岳から1
時間40分かかってお目当ての万三郎岳(1405米)、天城山の最高峰に到着。ここからやっと
下りに入り、小岳で昼食。このあたりにヘビブナがあるとのことで見に行きました。蛇のように
地にくねくねと這った細長いブナがありました。小岳を過ぎたあたりから見事なブナの大木の
連続でたくさんの気をもらいました。戸塚峠、白田峠を越えて八丁池まで。ここは火口湖でし
た。天城の瞳と言われていてモリアオガエルがいるとか…そこからの道のりはずっと延々水
平歩道で同じ道の繰り返し。小岳から4時間かかってやっと天城峠に着きました。天城トンネ
ルは現在使われてないそうで1905年、明治時代に作られています。踊子たちはここに着い
たとき、どんな会話を交わしたことでしょうか。ロマン溢れる旅でした。2日目は8時間近く歩き、
健康に歩けることに感謝です。



旧天城トンネル                        天城山の紅葉

   
  


Posted by ともちゃん at 06:51Comments(0)登山