2016年02月16日

ミルフォードトレッキング

2月6日から15日まで仲間とニュージーランドのミルフォードトレッキングに出かけました。17
名もの大所帯でした。年間4000から5000mlもの大雨の降るところだそうですが、私たちが
いる間はほとんど降らず、天気に恵まれました。ミルフォードはニュージーランドの南島の最南
端にあり、クインズタウンという町にある旅行会社でトレッキングの説明を受けました。このクイ
ンズタウンはその名のとおり、クイーンのように美しい街でバンジージャンプの発祥地でもあり
ます。クインズタウンのホテルを出発して途中 昼食を摂り、船でテ、アナウ湖を渡り、1時間余
りで宿泊するグレイドハウスに到着。このミルフォードトレッキングに参加できるのは1日50人
個人参加は40人と制限があります。スタッフも一緒に歩き、食事の準備から途中立ち寄る山
小屋での飲み物のサービスといろいろこまごまと世話をやいてくれます。ハウスはシャワーか
ら乾燥室まで完備されていて快適です。朝起きるとまずその日の昼食の準備。サンドイッチを
作ります。やさい、ハム、肉と豊富です。行動食も別に渡してくれます。1日目は参加者の自己
紹介から。カナダ、オーストラリア、韓国、イギリスなど様々です。やはり外国の人は自己アピ
ールがうまいです。2日目はポンポロナ小屋に向けて南極ブナや大きなシダが生い茂る道を
ひたすら歩きます。何回も橋を渡りましたが、大きなニジマスが悠々と泳いでいる姿が見えま
した。一人1匹の捕獲です。世界一美しい散歩道と言われていますが、美しいというより、うっ
そうとした太古の道の感じです。今にも恐竜が出てくるような…南極ブナにはサルオガセがた
くさん垂れさがっています。3日目にこのコースのクライマックス、マッキンノン峠を目指します。
標高1154米で最高地点に大きな石柱が立っていました。周りの景色も壮観。大きな岩山や
谷間など、今まで歩いてきた道のりがはっきりわかります。小屋で昼食を摂るとクインチン小
屋まで下ります。そこから又歩いてサザーランド滝と言われる世界で5番目の落差を誇る滝ま
で重たい足を運びました。滝つぼまでの距離が580米あり、近くによるとシャワーがかかりま
す。水量も並々です。聞いたところによると滝の上には大きな湖が広がっていて豊富な水が
常に落下しているとのこと。この日の歩行時間はなんと9時間を越えました。

いよいよ最終日。トラックの終点になるサンドフライポイントを目指します。サンドフライとは現
地にいる小さな蚊のこと。この地点にはものすごい数のサンドフライがいてあっちこっち刺され
ました。夜にホテルで全員一人一人名前を呼ばれて表彰式があり、感激の至りでした。全長
60キロを4日間で完歩しました。

ニュージーランドは多くの3千米級の山々、氷河、フィヨルド、滝と素晴らしい景観の自然が残
されています。この国の素晴らしさは徹底した自然保護政策とマオリ族との共生、そして一番
に感動を覚えるのは原子力を作らないこと。日本も見習うべきです。

帰国の前日にオプショナルでマウントクックの近くの氷河の遊覧飛行をしました。そしてなんと
氷河に卸してくれました。真っ白の美しい氷河でした。ビッグな山行でした。ちなみにニュージ
ーランドは日本の面積の4分の3なのに人口440万です。先住民族との衝突もなく、皆のどか
に穏やかに平和に暮らしていました。ますますこの国が好きになりました。


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Posted by ともちゃん at 18:32│Comments(0)登山 
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